恋愛の神様10周年を記念して､世の中の10年間の歴史の流れ星回りで振り返るｺﾗﾑです｡
2004年｢ｾｶﾁｭｰ､冬ｿﾅﾌﾞｰﾑ｣
7年間水瓶座に位置していた天王星は､ﾈｯﾄﾜｰｷﾝｸﾞの明確化を終えて魚座に移行｡魚座らしいｽﾋﾟﾘﾁｭｱﾙな事柄や､ｾｶﾁｭｰ､冬ｿﾅに代表される純愛ﾌﾞｰﾑを起こし始める｡一方で､土星は蟹座に移行し､乙女座の木星と共に育児問題､児童や高齢者の福祉や医療問題などの粛正を始める｡新規開拓や発展的可能性といった夢を求めるよりも､現在あることを改善する動きになっていく｡
2005年｢電車男･ﾈｯﾄ小説･ﾌﾞﾛｸﾞ｣
前年秋より木星は知的星座である天秤座に移行し､携帯電話では着うたﾌﾙなどの音楽志向が強まり､ﾆﾝﾃﾝﾄﾞｰDSなどのｹﾞｰﾑ機から発展した脳ﾄﾚなどの教養を鍛えるﾌﾞｰﾑを起こした｡一方で土星は､蟹座から創造的表現を楽しむ獅子座に移行し､｢電車男｣のようなﾈｯﾄ小説の表現ｽﾀｲﾙやﾌﾞﾛｸﾞの定着につながっていく｡一方で土星は､会社ﾄｯﾌﾟや為政者たちの意識改革を促すことになる｡ﾎﾘｴﾓﾝの登場によって世のﾄｯﾌﾟたちがこれまでの経営管理に危機感を持つようになったことは記憶に新しい｡
携帯の発展と共にﾛｺﾞも一新
2006年｢ﾜﾝｾｸﾞやMNPが開始｣
木星､土星､海王星が､不動星座である蠍座､獅子座､水瓶座で厳しい配置を取り､昨年までの拡大志向にﾌﾞﾚｰｷが掛かり､問題点が浮かび上がる事件が相次いだ｡ﾗｲﾌﾞﾄﾞｱｼｮｯｸや村上ﾌｧﾝﾄﾞの失墜によって株価の暴落､小泉政権の後始末といわれた安倍内閣の成立などもその一端だが､携帯電話業界では､ﾅﾝﾊﾞｰﾎﾟｰﾀﾋﾞﾘﾃｨのｻｰﾋﾞｽ開始やﾜﾝｾｸﾞの登場によってﾕｰｻﾞｰの確保に熾烈な競争が生まれ､業界ではより本質的で確かな内容のｻｰﾋﾞｽが求められるようになった｡
2007年｢新感覚ｹﾞｰﾑ機Wiiの登場!!｣
土星が乙女座に移行する前後から､厚生労働省や農林水産省が管轄する問題が数多く起こるようになる｡乙女座は医療･健康･雇用を重視する性質を持つため､賞味期限の改ざんや後期高齢者医療制度の不具合が露呈し､私たちの生活を不安に陥れた｡食品偽装事件で企業倫理の欠如が暴露された背景には､社会善を追求する射手座に移行した木星の影響も大きい｡一方､ﾆﾝﾃﾝﾄﾞｰDSのﾌﾞｰﾑに続きWiiの登場､ｳｨﾝﾄﾞｳｽﾞVISTAの発売など､知的に遊ぶ分野にｴﾎﾟｯｸ的な出来事が続いた｡
2008年｢社会的大不況到来｣
昨年に引き続き､乙女座の土星は､生活の根幹を担う食の安全､地方医療や産科医療問題､ﾘｰﾏﾝﾌﾞﾗｻﾞｰｽﾞｼｮｯｸの余波を受けた派遣切りによる雇用制度問題などを浮き彫りにしていく｡また､木星が官公庁や行政ｼｽﾃﾑを象徴する山羊座に移行したため､さらに事態は国のｼｽﾃﾑのあり方まで問うことになった｡生活の不安や将来計画の崩壊は､消費や遊びをWiiFitや子ども向けﾓﾉ作り玩具､ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄﾌﾞﾗﾝﾄﾞ､ﾕﾆｸﾛの復活､H&Mなど､山羊座的な節約傾向のものにｽﾎﾟｯﾄを当てる効果を生む｡さらにｱﾗﾌｫｰ世代の女性たちのｷｬﾘｱ志向を崩し､ﾘｽﾄﾗ組と同じように､その漂流の行方に注目が集まる｡
恋愛の神様のﾓﾁｰﾌ幸せのﾊﾞﾗがあしらわれた2008年ﾛｺﾞ
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