こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は京都世界文化遺産でもある「上賀茂神社(かみがもじんじゃ)」です。
下鴨神社とともに毎年「葵祭」が行われる、有名で格式高い神社です。
正式名称を「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といい、ご祭神は「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのみこと)」です。
別雷神(わけいかずちのかみ)とは「雷を別けるほどに強い力を持つ神」という意味で、雷をもコントロールする強大な力が必勝につながるということから、歴代の天下人や武将が好んで篤く信仰する神社でもあったそうです。
また、賀茂別雷大神は名前の通り電気に縁の深い神様で、「電気を司る神様」として電力や鉄道、さらには機械やIT関連など幅広い企業からの参拝があるそうです。
そのためご利益は、厄除、方除、開運、八方除け、雷除け、災難除け、必勝、電機産業の守護、開運などとなっています。
上賀茂神社の境内には計24社を数える神社が点在しているので、さまざまな参拝ができる神社でもあります。
賀茂別雷大神は、今から2600余年前の昔、神社の背後にある神山(こうやま)に降臨されたといわれています。当初は山でお祀りしていましたが、その後、山里である現在の地にお迎えすることになり、その際に神様が降りて来られる「依代(よりしろ)」として山を象って作られたのが、この「立砂(たてすな)」です。
玄関先などに盛砂をする風習がありますが、この立砂が起源になっているそうです。
上賀茂神社の象徴ともいえる有名な場所ですね。
立砂の先にある「細殿(ほそどの)」は、天皇や上皇など身分の高い方々が参拝された時などに、こちらで装束を整えられたのだそうです。
絵馬もいろいろあり、紫式部の歌が刻まれたハート形の絵馬なども人気です。
必勝を祈願する絵馬もあります。
上賀茂神社で人気なのは、こちらの「八咫烏(やたがらす)みくじ」、初穂料は500円です。
賀茂氏の始祖である「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」が、初代・神武天皇が東征なさる際に八咫烏になって導いたと伝えられています。
なんだかゆるキャラっぽくてかわいい。八咫烏についている赤い紐を引っ張るとおみくじが出てくるしくみです。
本殿・拝殿前に建つ美しい朱色が目を引く楼門は重要文化財です。上賀茂神社を象徴する建造物です。本殿と権殿は国宝なので一般の参拝者には非公開とのことですが、年に数回「京都非公開文化財特別公開」が開催されるそうです。
欄干の朱塗りが美しい「玉の橋」は神事などに使用される橋です。
通常の参拝者は残念ながら渡ることができません。
摂社の「須波神社」。
家や敷地を守る家内安全の神様で、社は国の重要文化財に指定されています。
参道のわきには「神馬舎」があります。日曜日と祝日、祭典日は「神馬(しんめ)」を見ることができます。この日は平日だったので神馬は御留守。
上賀茂神社の御朱印はこちら。
神紋である双葉葵の印は、神事に使われていたことから神紋になったそうです。
上賀茂神社は格式の高い歴史のあるパワースポットの神社でした。
ありがとうございます。
次回は「江島神社」です。
お楽しみに。
©iXIT Corporation All Rights Reserved.
原稿提供元 アカデメイア