こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は「那須温泉神社(なすゆぜんじんじゃ)」です。
温泉神社という名前の神社は全国にいくつかありますが、今回は栃木県那須町にある「那須温泉神社」を訪ねます。
那須温泉神社は創建が西暦630年頃と言われています。
御祭神は「大己貴命(おおなむちのみこと)」「 少彦名命(すくなひこなのみこと)」「 誉田別命(ほんだわけのみこと)」です。
商売繁昌、縁結び、家内安全、病気平癒、身体健全などの御利益があります。
「大和さざれ石」
日本の国歌、君が代の歌詞にある『さざれ石の巌となりて』とは、「小さな石が集まって大きな岩となるように」という意味で、これがその石です。
様々なかたちの違う小さなものたちでも、皆が集まって協力して大きなパワーになっていく…。そんな平和な世の中を祈る歌が日本の国歌であることが、とても素敵に思えます。
世界が平和でありますように…。
『生きる』と命名されている御神木。樹齢800年を超えるミズナラの木です。
活力、蘇生力、生命力のパワーが授けられる巨木として崇められています。
とても不思議なかたちもしていますね。
那須温泉神社は、源義経の騎下となって源平戦を戦った那須与一(なすのよいち)も祈願したところから必勝祈願の御利益があるといわれています。那須与一は那須地方の豪族である那須太郎資隆の十一男です。十一男というのがすごい・・・。
こちらが那須温泉神社の御朱印です。
また、境内の敷地には「九尾稲荷(狐神社)」もあります。
九尾稲荷の御朱印です。九尾の狐が描かれています。
これはちょっといいかんじのレアものかも。
神社のそばには、殺生石園地があります。賽の河原のような風景が広がっています。
「九尾の狐伝説」にまつわる史跡の殺生石へと。
殺生石は、付近一帯に火山性ガスが噴出し、昔の人々が「生き物を殺す石」だと信じたことからその名があるそうで、温泉独特の臭気が立ち込めています。
九尾の狐は中国に伝わる伝説上の生物で、9本の尾をもつキツネの霊獣または妖怪であり、アニメやゲーム作品で超有名な妖怪ですね。
この殺生石は、妖狐の化身であり、平安時代末期に鳥羽上皇の寵姫であったとされる伝説上の人物「玉藻前(たまものまえ)」が正体を見破られた後に石化したものであると伝わっています。
こちらの殺生石、2022年の3月に割れてしまいましたが、これは2021年に訪れたものです。この時、よく見ると石にヒビが入っていましたね。
遊歩道に並ぶ千体地蔵。本当にすごい数の地蔵が鎮座しているので、怖いくらいに圧巻すぎる光景です。
「こんばいろの湯」
こちらは足湯となっています。伝統ある建物の風情を醸し出しています。
神社巡りをして歩き疲れた足に、とても良かったです。
いい温度の湯でした。
タオルなどは無いので、持ち込んでくださいね。
那須温泉神社は見どころが満載で、九尾の狐の物語に想いを馳せつつ巡る楽しいパワースポットでした。ありがとうございます。
次回は京都の「地主神社」です。
お楽しみに。
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原稿提供元 アカデメイア