幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第155回
三溪園

こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回、皆さまと一緒にパワースポットの旅に出かけるのは、神奈川・横浜にある三溪園(さんけいえん)です 。今回は桜のきれいな時期に訪れました。

恋愛の神様DX


三渓園は、横浜市中区本牧三之谷にある、広大で美しい日本庭園です。生糸貿易で財を成した実業家、原 三溪(はら さんけい)によって造られ、1906年に広く一般公開されました。約175,000平方メートルというゆったりとした広さの園内には、京都や鎌倉などから移された歴史的建造物が、起伏のある自然豊かな庭園の中に、まるで昔からそこにあったかのように美しく配置されています。この素晴らしい空間全体が、2007年に国の名勝にも指定されているのです。


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このお庭を歩いていてまず心惹かれるのは、自然の風景と古建築が見事に溶け合っていることです。三重塔や趣のある茶室、どこか懐かしい古民家のような建物たちが、静かな池や木々、ゆるやかな小道の先にそっと現れます。ただその景色を眺めているだけなのに、ざわざわしていた気持ちが少しずつ落ち着いていくのを感じます。季節ごとに咲き誇る花々や、目に鮮やかな新緑、そして秋の紅葉が、歴史ある建物をより一層美しく引き立ててくれるのも、このお庭の大きな魅力です。


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三溪園の素晴らしさは、単に「美しい庭」というだけにとどまりません。園内には17棟もの古建築があり、そのうち10棟が国の重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。由緒ある歴史的な建物を、ガラス越しではなく、庭園の生きた景観の一部として肌で味わえる点に、三渓園ならではの奥深さがあります。園内を歩いていると、空気がとてもやわらかく感じられるんです。ここだけは時間の流れが少し違うみたい。池の水面や風に揺れる木々の葉を見つめていると、「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と急かされていた心が、すーっと静まっていくようでした。三溪園が、広い庭園空間と歴史的建造物の見事な調和によって高く評価され、国の名勝に指定されているというのも、深くうなずけます。


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実は、この三渓園は、原三溪がご自身の邸宅や大切に蒐集した建造物を広く人々に公開したことから始まった場所でもあります。三溪園保勝会の事業計画案などでも、三溪園は「自然や文化財は共有財である」という彼の大変素晴らしい考えのもとで公開されたことが説明されています。その優しい成り立ちを知ると、この場所の美しさには、単なる観光名所というだけでなく、大切な文化をみんなで分かち合い、未来へ受け継いでいこうとする「あたたかい思い」が重なっているのだと感動します。


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三渓園のシンボルとして、訪れる人々の心を優しく見守ってくれる旧燈明寺三重塔(きゅうとうみょうじさんじゅうのとう)。
この美しい三重塔は、室町時代の1457年に建てられました。現在、三溪園の中にある建造物の中で最も古く、関東地方にある塔としても最古の重要文化財です。もともとは京都府木津川市にあった燈明寺という名刹にありましたが、1914年(大正3年)に三溪園へと移築されました。
小高い丘の上に静かに佇むその姿は、三溪園を象徴する特別な存在となっています。建築の細部は伝統的な「和様」でまとめられており、屋根のゆるやかな軒反りが、どっしりとした安定感と重厚感を感じさせてくれます。ただ静かに見上げているだけで、不思議と心がスッと落ち着いていくのを感じるはずです。
実は、この三重塔の存在は、その後の三溪園の内苑の庭園づくりにおいて、とても大きな鍵となりました。臨春閣や聴秋閣といった園内の由緒ある建物は、その室内からこの三重塔がひとつの景観として美しく眺められるよう、配置に細やかな工夫がされているんです。
何百年もの歴史の息吹をまといながら、庭園の豊かな自然と見事に調和する三重塔。毎日をひたむきに頑張るあなたにとって、この塔を眺めるゆったりとした時間が、心に寄り添うやさしい癒しとなりますように。


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三渓園の横笛庵(よこぶえあん)は、茅葺屋根の土間と小間からなる、素朴で趣深い草庵風の建物です。かつて内部に「横笛」の像が置かれていたことからこの名で呼ばれ、静かな佇まいの中に物語性も感じられる、三渓園の見どころのひとつです。


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三渓園の旧東慶寺仏殿(きゅうとうけいじぶつでん)は、鎌倉の東慶寺にあった禅宗様の建物で、江戸時代初めごろの建立と考えられています。東慶寺の衰退により維持が難しくなったため、原三溪が1907年(明治40年)に三渓園へ移築しました。静かな佇まいの中に、歴史の重みと格式を感じられる、園内を代表する重要文化財のひとつです。


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三渓園の旧燈明寺本堂(きゅうとうみょうじほんどう)は、京都・木津川市の燈明寺にあった室町時代の本堂で、戦後に解体されたのち、三重塔との縁から三渓園に寄贈され、1987年(昭和62年)に移築されました。移築の際には、後世の改造を見直し、中世密教寺院の様式に復原された、歴史的価値の高い重要文化財です。


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三渓園の臨春閣(りんしゅんかく)は、江戸時代初めの建物と考えられる国指定重要文化財で、紀州徳川家の別荘と伝わる建物を原三溪が譲り受け、1917年(大正6年)に現在の園内へ移築したものです。池に面して3つの棟がずらして連なる優美な姿が特徴で、三渓園が「東の桂離宮」と称される理由のひとつともいわれています。


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三渓園は、決して派手な華やかさで人を圧倒するような場所ではありません。けれど、静かな池、歴史の息吹を感じる建物、葉っぱの隙間からこぼれるやわらかな木漏れ日、そして季節の移ろい…。それらにそっと包まれて歩いていると、心の深いところが少しずつ、丁寧に整っていくような感覚があります。そういう意味で三渓園は、庭園の美しさと日本の歴史文化の気配にそっと触れながら、自分の心を静かに落ち着かせてくれる場所だ、という見方もあると思います。横浜という都市の中で、これほどゆったりとした、心休まる時間を味わえる場所は本当に貴重です。歴史ある建築と自然が調和した優しい景色の中を歩きながら、ふぅっと深呼吸をして、自分の気持ちを静かに整える。三渓園は、毎日をひたむきに生きるあなたに、そんな優しい時間を与えてくれる、特別な庭園でした。
ありがとうございます。
次回は、古都・奈良の春日大社へと皆さまをご案内いたします。
どうぞお楽しみに。