こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は「上高地2」です。
前編では、大正池や河童橋をめぐりながら、上高地の開放的な美しさにたっぷり癒やされました。後編では、そこからさらに奥へと進みます。
澄んだ空気と青い空、自然の雄大さに心が奪われてしまいます。
やっぱり山歩きはいいなあ。心身のデトックス効果が素晴らしいです。
少しずつ森の気配が濃くなってきます。鳥の声、風に揺れる木々、足元のやわらかな土。
心の奥へしみこんでくるような静けさの空気がありました。
明神岳のふもとに鎮座しているのが、穂神社奥宮(ほたかじんじゃ おくみや)です。
穂神社奥宮は、上高地の明神池のほとりに静かに鎮座する、由緒ある神社です。
穂神社は、安曇野市穂高に本宮をもち、上高地に奥宮、さらに奥穂高岳山頂に嶺宮(みねみや)を祀る神社で、古くから日本アルプスの総鎮守として多くの人々の信仰を集めてきました。御祭神は穂見命(ほたかみのみこと)です。山と水の恵みを見守り、旅の安全や人々の暮らしを守ってくれる神様です。
そのためここは、山の恵みへの感謝や、旅や登山の安全を願う祈りの場として大切に守られてきました。
奥宮がある明神一帯は、明神岳をご神体とする神聖な地とされていて、上高地の中でもひときわ厳かで静かな空気が流れています。
河童橋周辺の開けた華やかな景色とはまた違い、ここには森と山と水が織りなす、深く落ち着いたハーモニーがあります。歩いてたどり着くからこそ、その神域らしい雰囲気がいっそう心にしみてくるように感じられます。
山を仰ぎ、澄んだ水を眺め、森の気配に包まれながら手を合わせていると、日々のあわただしさや心の中のざわめきが少しずつやわらいでいくようです。何かを強く願うというよりも、まずはこの場所に来られたことへの感謝を伝えたくなる、そんな優しい神聖さがあります。歩いてきて良かった、頑張ってきて良かった…。そんな安堵感に包まれます。
こちらの嶺宮遥拝所(みねみや ようはいじょ)は、上高地の明神池のほとりにある、奥穂高岳山頂の穂神社嶺宮を遥かに拝むための祈りの場所です。明神池の静かな水辺にたたずむその空間は、神聖で澄んだ空気に包まれ、穂高の山々への信仰を今に伝えています。
そのそばに浮かぶ小舟も、どこか神事の余韻を感じさせてくれて、とても神秘的でした。
毎年10月8日には、明神池で穂神社奥宮例祭の「明神池お船祭り」も行われます。
古くからこの地が祈りの場として大切にされてきたことを思うと、今目の前にある静かな景色にも、長い歴史と人々の想いが重なっているのだと感じます。
穂神社奥宮の大きな魅力のひとつが、境内に広がる明神池です。
明神池は一之池と二之池からなる神秘的な池で、澄んだ水面には周囲の森や山の影が静かに映り込みます。
明神岳からの湧水や伏流水をたたえる池は、冬でも全面が凍りにくいといわれ、そのことからもこの場所に満ちる“生きた水”の気配を感じさせてくれます。水辺に立つと、ただ美しいというだけではなく、心までしんと静まっていくような、不思議な感覚に包まれます。
昔は「鏡池」とも呼ばれたそうですが、その名のとおり、水面にはまるで神様の気配まで映り込んでいるようでした。
穂神社では本宮・奥宮の御朱印が授与されています。静かな神域で手を合わせ、その印として御朱印をいただくと、その時間がひとつの形として手元に残るようでうれしいものです。
穂神社奥宮は、上高地の雄大な自然の中で、山と水と祈りがひとつに溶け合う場所です。
ただ景色を楽しむだけではなく、心を静かに整えたいときにも訪れたくなる、上高地を代表する神聖なパワースポットだと思います。
上高地では、雄大な山々が空高くそびえ、その足もとを流れる梓川の澄んだ水が美しい景色をつくり出しています。
山の静かな存在感と、光を受けてきらめく川の流れを眺めていると、心まで優しく洗われていくようです。
自然の大きさと清らかさを全身で感じられる、上高地ならではの特別な風景です。
秋の紅葉もまた、この時期の大きな見どころです。
赤や橙に染まる木々、黄金色のカラマツ、そして澄んだ空気。
上高地の紅葉は、派手に燃えるような華やかさというより、清らかな風景の中にそっと彩りが差し込むような上品な美しさがあります。
上高地を歩いていて心に残ったのは、「何かをしなければ」と思わなくてもいい、あの優しい心地よさでした。
ただ歩いて、立ち止まって、澄んだ水を眺め、そよぐ風を感じる。
それだけで、少しずつ心がほどけていくような、そんな満たされた時間が流れていました。
日々の暮らしの中では、つい急いでしまったり、あれこれ考え過ぎてしまったりすることもあります。
けれど上高地では、「今この景色の中にいる」ということを、自然に感じることができました。
雄大な山々と、きらめく梓川の流れに包まれていると、自分の中にたまっていた力みや疲れが、すーっとやわらいでいくようです。
この美しさと静けさは、大切に守られてきた自然があるからこそ出会えるもの。
そんなことを思うと、目の前の景色がいっそう愛おしく感じられました。
旅を終えた今も、あの日見た梓川の光が心の中にそっと残っています。ずっとこの先も大切に守っていきたい…。
透明な水、雄大な山々、そして穏やかに流れていく時間。
上高地は、ただ美しいだけではなく、心の奥を静かに整え、優しく癒やしてくれる特別な場所でした。
またいつか、季節を変えて訪れてみたいです。次は朝のやわらかな光の中を、もう少しゆっくり歩いてみたい、満天の夜空も見てみたい。
そんな小さな願いを胸に、上高地で過ごした時間をあたたかく思い返しています。
壮大でありながら優しく、神聖でありながらどこかぬくもりのある上高地は、訪れる人の心をそっと癒やし、整えてくれる、まさにミラクル・パワースポットでした。
ありがとうございます。
次回は、青い海と空が広がる南国の楽園「サイパン」をお届けします。
どうぞお楽しみに。
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原稿提供元 アカデメイア