幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第113回
彦根城

こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は滋賀県彦根市にある彦根城(ひこねじょう)です。
徳川幕府を支えた井伊家ゆかりの名城です。幕末に起きた「桜田門外の変」で暗殺された大老、井伊直弼(いい なおすけ)は藩主となるまでの間、この彦根城下で過ごしています。
天下の名城の一つに数えられる彦根城は井伊直継(いい なおつぐ)、井伊直孝(いいなおたか)によって約20年の歳月をかけて建設され、1622年に完成しました。
以降、井伊氏14代の居城として用いられてきました。そんな彦根城は現存する12天守のひとつであり、天守は国宝になっています。

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滋賀県彦根市のキャラクターとして全国的に有名な兜をかぶったかわいい猫の「ひこにゃん」ですが、この姿は彦根城を完成させた藩主の井伊直孝を、お寺の門前で手招きして雷雨から救ったという招き猫の伝説に由来しているんだとか。そのため、「井伊の赤備え」と称された朱塗りの武具にちなんで赤色の兜をかぶっているそうです。猫好きにはたまらない愛らしさ。
彦根城は保存状態が良いことでも定評があり、およそ400年前に築城されたその当時と、ほぼ同じ状態で保存されているのです。
実は、終戦日である1945年8月15日に連合国軍は彦根を襲撃する予定だったそうです。あと数日襲撃が早まっていたらと考えると今の姿はなかったことでしょう。
また、明治のお城の解体の危機のときにも、大隈重信が明治天皇に働きかけて保存が決定されています。彦根城はそういう意味では、とてもラッキーなお城といえるのかもしれませんね。


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重要文化財の「馬屋(うまや)」。
藩主たちの馬が21頭つながれていたという馬屋です。城内に現存しているこの規模の馬屋は全国でも彦根城にしかない、とても貴重な建物になっています。
元禄時代の1688〜1703年に建てられ、明和年間の1764〜1771年には火災に遭い、瓦葺きで再建されたそうです。1973年の解体修理の際に、もとの「こけら葺き」が再現され、2015年に二度目の本格的な文化財保存修理を終えました。
建物は全長62メートルでL字型になっていて、21もの馬の部屋があります。立派で美しい馬屋です。確かにいろいろと日本のお城も行きますが、こんなに大きな馬屋は初めてです。


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そして彦根城に来たら見てもらいたいのが見事な石垣です。
「登り石垣」のある城は全国的にもかなり希少なのですが、彦根城には五か所も存在しているというから驚きです。これは敵兵が斜面を横移動することを阻止する効果があるんだとか。最も背丈のあるところでは高さ20メートルにもなります。防御にも優れている城なのですね。


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重要文化財の「彦根城天秤櫓(ひこねじょうてんびんやぐら)」。
大手門と表門を見下ろせるよう両側に2階建ての櫓があります。高い石垣の上にあるので城下からもよく見えるようになっています。廊下橋を中心に左右対称に櫓が並び立つ姿が、天秤に似ていることからこの名が付きました。
とはいえ、実は左右の櫓の向きが異なっているのです。屋根の向きが左右で異なるのは、東側が家康のいる江戸幕府に、そして西側が京の都、または秀吉の大坂城に向けられているという説も伝わっているそうです。
城の門から本丸にたどり着くにはこの天秤櫓を通らないといけません。そのために、戦闘モードの際には櫓の中央の橋を落とし、敵の行く手を阻む仕組みとなっているそうですから、よく考えられていますね。この櫓の形は彦根城だけといわれ、1951年に国指定の重要文化財となりました。


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「時報鐘(じほうしょう)」。
江戸時代から定刻を知らせてきた時報鐘です。現在も定時に鐘がつかれて、「日本の音風景百選」にも選ばれています。
城全体に響くようにと「鐘の丸」より移されたもので、幕末期、藩主だった井伊 直亮(いい なおあき)の時に、より美しい音色にしようと鋳造の際に大量の小判が投入されたんだとか。なかなか豪快ですね。おかけで数百年経ってもいい音色を聴くことができています。ありがたや。


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勇壮な迫力を感じさせる楼門の「太鼓門櫓(たいこもんやぐら)」。
ここは最後の砦である本丸を守るための櫓で、国指定の重要文化財です。
当時は城内に合図を送るための太鼓が置かれていたことから、この名前が名付けられました。太鼓の音を遠くまで響かせるため、裏側には壁がなく柱の間に高欄を設けた廊下になっている珍しい造りです。どこかの城門を移築したものだそうで、いわゆるリサイクルですね。


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そうしてようやくたどり着くのが1952年に指定された国宝の彦根城天守です。秀吉が築いた大津城から移築されたもので、政治的象徴としての外観の美しさだけでなく、軍事面でも優れています。彦根城は防御力が相当に強固なので、ここまでたどり着けたら立派な武人といえるでしょう(笑)。
ここにはかつて藩主の「御殿(ごてん)」や「着見櫓(つきみやぐら)」などが建っていたそうですが、現在は天守と敷石が残るのみとなっています。
とはいえ、現存する天守で国宝に指定されているのは、姫路城、松江城、松本城、犬山城と、そして彦根城の5つだけということなので、とても貴重なものなのです。
彦根城の天守は3階3重の屋根で構成されていて、天守は高さ21メートルと小さめですが、屋根は「切妻破風(きりづまはふ)」「唐破風(からはふ)」「入母屋破風(いりおもやはふ)」という多様な造りになっています。さらに2階と3階には「花頭窓(かとうまど)」、3階には高欄付きの「廻縁(まわりえん)」を巡らせるなど、とても凝っていて見栄えも美しいお城です。まさに美しさと強さを兼ね備えた唯一無二の存在です。


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天守は内部見学が可能です。もちろん戦闘用のお城なので、階段はとても狭く急な造りで、昇るのも大変です。
外からは見えないようになっている隠し部屋的な攻撃用の穴の「鉄砲狭間(てっぽうざま)」や、長方形に切り取った弓矢用の「矢狭間」などがあります。


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彦根城は丘の上にある城なので、天守の窓からは、彦根の町並みや琵琶湖などが一望できます。お城の天守から眺める景色はいつも最高です。当時の城下の人々にも見せてあげたい絶景ですね。


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お城のそばには「お城水みくじ」などもありました。素敵なお城巡りをした後に、運勢を見てみてもいいですね。また、観光地らしく、「井伊の赤備え」にちなんだ赤色の兜や陣羽織などを着用して写真を撮ってくれるサービスなどあるので、記念になります。
彦根城は、ゆるキャラのひこにゃんで有名だったので知ってはいましたが、実際は想像以上にとても素晴らしいお城でした。
ありがとうございます。

次回は「近江神宮」です。
お楽しみに。