幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第111回
浮見堂

こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は滋賀県大津市にある浮見堂(うきみどう)です。

恋愛の神様DX


まるで竜宮城を彷彿とさせる山門は江戸時代に建立されたものとのこと。
デザインが素敵です。


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浮見堂は正式には、海門山満月寺浮御堂(かいもんさんまんげつじうきみどう)といい、臨済宗大徳寺派の寺院です。平安時代に、比叡山横川の恵心僧都(えしんそうず)である源信(げんしん)が琵琶湖から引きあげられた黄金の阿弥陀仏像を安置したのが始まりであるといわれています。もしかしたら今でも琵琶湖の底にはいろんなものが眠っているのかもしれませんね。


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以来1000年以上の長きにわたり、浮御堂は琵琶湖の湖上安全と衆生済度のため、湖上交通の要所であるこの琵琶湖の地の安全を見守り続けてきたのです。山門で拝観料を支払うと、境内の一角にある浮御堂を参拝することができます。


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「浮御堂」と呼ばれる由縁は、このお堂が琵琶湖から橋を渡して建てられているのですが、それが湖面に浮いているかのように見えることからなのだそうです。木造平屋建の瓦葺で建築面積は37平方メートルです。
かつての浮御堂は、江戸時代に京都御所の能舞台を下賜(かし)され建てられたという由緒正しいものだったそうです。ただ残念なことに、先代のお堂は1934年の室戸台風によって倒壊してしまい、現在の建物は1937年に再建されたもので、国登録の有形文化財に指定されています。その後1982年にも修復工事がされ、腐食や風雨による倒壊の危険を極力抑えるため、お堂を支える柱が丈夫なコンクリート製に変えられているそうです。これで大きな台風が今後襲来しても安心ですね。


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琵琶湖に突き出した形で建てられている浮御堂からは雄大な琵琶湖を堪能できるのはもちろんのこと、伊吹山や近江富士、沖ノ島、そして比良山系や比叡山などの景色を味わうことができる絶景スポットになっています。


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そのため、この湖に浮かぶお堂の景観の素晴らしさは、近江八景の「堅田の落雁」などで名高く、松尾芭蕉をはじめ多くの人々に愛され続けてきました。
「近江八景」とは、滋賀県の琵琶湖岸に点在する八か所の景勝地のことで、比良暮雪(ひらのぼせつ)・石山秋月(いしやまのしゅうげつ)・堅田落雁(かたたのらくがん)・瀬田夕照(せたのせきしょう)・粟津晴嵐(あわづのせいらん)・矢橋帰帆(やばせのきはん)・三井晩鐘(みいのばんしょう)・唐崎夜雨(からさきのやう)の作品があります。


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琵琶湖の上に立つ浮御堂には千体あるという仏様の一部を見ることが出来ます。お堂の中には「千体仏」と呼ばれる阿弥陀仏が安置されているのですが、これは源信が、自ら千体の阿弥陀仏を刻んで「千仏閣」「千体仏堂」と称して浮御堂を建立したところから始まっています。途方もない労力ですね。


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なぜ千体もの仏があるのかというと、一体よりも二体、二体よりも三体と数多くの仏像を作る事に功徳があるとされた「多数功徳作善信仰」という平安時代の信仰からきているとのことです。これだけの仏像は圧巻です。


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満月寺の境内には高浜虚子(たかはま きょし)、高桑蘭更(たかくわ らんこう、阿波野青畝(あわの せいほ)といった俳人たちの句碑が5つあり、そのうち松尾芭蕉は「鎖あけて月さし入れよ浮み堂」「比良三上雪さしわたせ鷺の橋」の2句を詠んでいます。
それ以外にも小林一茶らが浮御堂の句を残し、歌川広重、葛飾北斎、安藤広重などが浮御堂を訪れて数々の名作の題材にしています。多くの文化人たちが、絶景の琵琶湖に佇む浮御堂を愛してきたのでしょう。まさに文化人にとっても聖地だったわけですね。


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夕食はとてもお肉の柔らかい美味しい牛カツをいただきました。私たち以外全員外国からの観光客の方々ばかりでした。人気なのですね。
滋賀では素晴らしい浮御堂と琵琶湖の絶景に癒されました。四季折々、そして満月の夜などは、さぞかし幻想的で美しい世界なのでしょうね。千年前の人々と同じ風景を見て、心を重ねられるのも感慨深いです。
ありがとうございます。

次回は「滋賀縣護國神社」です。
お楽しみに。