幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第61回
心を整える「ジャーナリング」のすすめ

みなさんは「ジャーナリング」していますか?

最近よく耳にする人も多いと思いますが、ジャーナリングとは、心に浮かんだことをそのままノートなどに書き出すことをいいます。
そこに特別なルールはなく、きれいにまとめる必要もなく、思い付いたことや感じたことをそのまま綴る……それが「ジャーナリング」です。

日々の生活の中で、私たちはたくさんの感情や思考を抱えていますよね。
嬉しいことや楽しいことはもちろん、不安や迷い、あるいは言葉にならない感情などもあるでしょう。
それを自分の心の奥にしまい込むと、知らず知らずのうちにストレスとなってしまう可能性が…。
気持ちの重さとして積み重なってしまうこともあると思います。
ジャーナリングはその「内なる声」を解放し、整理するためのシンプルでパワフルな方法だといえるでしょう。

書き出してみると、自分でも気付いていなかった感情が浮かび上がったり、同じ考え方のパターンが繰り返されていることに気付いたりします。
そうすると「私はなぜ不安だったのか」「本当は何を大切にしたいのか」といった答えに自然と近づいていけることが多いのです。
また、過去の出来事を俯瞰して眺める力も育まれ、気持ちを軽やかに切り替えやすくなるでしょう。

ジャーナリングの大きな価値は、自分自身と深くつながる時間を持てることにあります。
静かにペンを動かすことで心が整理されたり、前向きなエネルギーが満ちてきたり。
「私はこのままで大丈夫」と自分を受け入れる感覚が生まれてくることもあるでしょう。
さらに未来の夢や願いを書き出すと、潜在意識にその種がまかれ、実現へと自然に導かれます。
まるで自分の中に隠れていた地図を見つけるように、新しい道が開けていくのです。

では、どのように取り組めばいいのでしょうか。
具体的な方法をいくつかご紹介します。

まずは「1日の終わりに振り返ってみる」という方法です。
その日あった出来事や感じたことを素直に書き出すと、心の整理に効果的です。
ポイントは、良いことも悪いことも分け隔てなく書くことです。

2つめは「テーマを決めて書く」ことです。
例えば「今感謝していること」「最近悩んでいること」「これから叶えたい夢」など、何でもかまいません。
テーマを設けると書きやすくなるでしょう。

最後は「朝に思考をリセットする」という方法です。
目覚めてすぐに、頭に浮かんだことを書き出します。
もしもモヤモヤしていることがあるなら、それも書き出してスッキリとリセットするのです。
「どんな一日にしたいか」ということを書き出すのも良いですし、「今日はすっごく面白いことが起こる気がする」など、何でもかまいません。


ジャーナリングは定期的に続けるのがおすすめです。
できるのであれば毎日でもいいですし、週に一度でも、新月や満月の時など、自分が好きな時を決めて書いてみましょう。
続けるコツは、完璧を求めないことです。
毎回きちんと書かなくても大丈夫。
「今日は1行だけ」「短いメモ程度で終わり」でもいいのです。
うまくできなくても自分を責めず、無理のない範囲で続けることが一番の秘けつです。
特別なノートやペンを用意すると、気分が上がり、習慣化しやすくなる人もいますから、そういった物をそろえるのもおすすめです。
逆に、気軽さを重視するならスマホやパソコンに書いてもかまいません。
大切なのは「自分の気持ちを言葉にすること」であり、手段に正解はありません。

それでも手で実際に「書く」という行為には特別な力があると思います。
なぜなら、手で文字を書くことで脳がゆっくりと働き、感情や思考が丁寧に整理されやすくなるからです。
スマホやパソコンも便利ですが、手書きは心と体のつながりを実感させ、より深い癒しや自己理解につながりやすいといわれています。
私はノートに綴っています。
もう何冊書いたか分かりません(笑)。
実は、「ジャーナリング」という言葉を使う何十年も前から、ノートに書く作業をしています。
わたしの場合は思い付いた時に書いているので、昔のものは結構ぐちゃぐちゃなのですが…。
できれば日付なども書いて、見返した時にある程度整理されていた方がいい気がします。

ジャーナリングは特別な道具も場所もいりません。
ノートとペンがあればすぐ始められ、わずかな時間でも心を整え、自己理解を深め、日常をより豊かにしてくれる習慣です。
小さな一歩が未来を大きく変える力につながりますから、あなたもぜひ、今日から自分だけの静かな対話の時間を持ってみませんか。