優しくされたい。
もっと認めてほしい。
そう思っての行動が裏目に出がちのかまってちゃん。
自分の気持ちを素直に表現できるピュアな性格とも言えますが、自分中心の人と思われてしまうことも多々あります。
自分のかまってちゃんぶりを自覚した上で、どうしたら治せるだろうと悩んでいる人もいるでしょう。
今回は、「かまってちゃん」を卒業するための秘術をご紹介します。
■かまってちゃんの思い
人にかまってほしい気持ちが強く、さみしがり屋で、承認欲求が強いと言われる「かまってちゃん」は、自分中心の考えからの言動を繰り広げていきます。
そんな、かまってちゃんの思いを考えて並べてみると…
注目してもらいたい
もっと褒めてほしい
リスペクトされたい
愛されたい
優しくされたい
私をちゃんと見てほしい
認めてほしい
話を聞いてほしい
気持ちを分かってもらいたい
こんなワードが浮かびました。
ここで分かるのは、「〜してほしい」「〜されたい」という欲求が多いことです。
自分の一挙手一投足にだれもが注目し、好反応を示されたい、ちやほやされたい人という姿が浮き彫りになるでしょう。
こうした背景があるからこそ、注目されている人やうまくいっている人に嫉妬心を抱き、敵対してしまうことがあるのです。
自分に対する周囲の反応を気にするかまってちゃんは、我が強く、手に負えないと思われがちですが、実は受け身の存在であることがよく分かります。
ポジティブな受け止め方をすれば、自分の思いに素直な人と言えるのかもしれません。
しかし、自分の思いに一生懸命で周りのことを考えられないという面もあるのです。
■かまってちゃんを卒業するには…
人とのお付き合いは相互のものです。
一方通行では成り立ちません。
何かをされることを待ち続けていたり、そうされることばかりに意識を向けていては、何も変わらないままでしょう。
人と良い関係を築くには相手のことを考えて動く必要があるのです。
「〜してほしい」「〜されたい」と思った時には、相手に同じことをしてみましょう。
何かをしてもらうには、してあげることが欠かせません。
ビジネスライクにも聞こえますが、これは人間関係全般に言えることです。
何かをもらったらお返しをし、助けてもらったら助けてあげる。
褒めてくれた相手のことが嫌いでも、褒められたことに文句をつけたり、けなしたりはしませんよね。
つまり、褒められたいなら、相手を褒めることが近道になります。
お世辞は嫌いと言っていても、お世辞じゃなく褒められたと思うことは多いものです。
もちろん例外はあるかもしれませんが、褒められて気分を害する人はいません。
知らずのうちにお世辞で気を良くする可能性を念頭に置いておきましょう。
また、お世辞という気遣いをしているという受け止め方もできます。
人間関係を築くために、あえて褒めてくれる場合があることも理解しておきましょう。
人に親切にして感謝されるあなたになれば、あなたを放っておけない人が増えていきます。
自然とかまわれやすい人になるでしょう。
あなたが人に求めることをしたり、人に親切にすることは、相手に関与することになり、そこに関係性が生まれます。
人間関係あってのかまい合いです。
かまい合いの流れを築いていきましょう。
≪かまってちゃん卒業の秘術≫
行うタイミングはいつでも構いませんが、先にご紹介した「かまってちゃんを卒業するには」を実践しながら行いたい秘術です。
かまってほしい気分になったけれど、相手が思うように反応してくれない時、嫌いな人やライバルへの負の感情が浮かんだ時は、この呪文を唱えましょう。
「私は大丈夫。なぜなら私だもの。ありがとう。ありがとう。ありがとう」
声に出すのが1番ですが、胸の中で静かに唱えるのもありです。
嫌な気持ちの時に「ありがとう」と言うのはおかしいと思うかもしれませんが、この「ありがとう」は、あなたのすべてを包み込んで応援してくれる宇宙への言葉です。
感謝を込めて唱えてください。
かまってちゃんは何かにつけてアピールし、騒ぎ立てようとしますが、それをすることで逆に冷ややかな視線を浴びてしまいます。
かまってちゃんを少しずつでも改善できると、ラクに楽しく生きやすくなります。
自分にもかまってちゃんなところがあると思う人は、ぜひ、かまってちゃん卒業の秘術をお試しください。
自然と人が集まってくるあなたになれるはずですよ。