以前にご紹介した「ハラスメントに打ち勝つ秘術」に続き、今回はセクシュアルハラスメントに特化した対策と秘術です。
一般的には、女性が男性から受けるセクハラが多いかもしれませんが、その反対もあり、同性同士の間にもセクハラは存在しています。
メディアでもよく見かける「ただし、イケメンに限る」という発言は、「ただし、美女に限る」に等しく、それは体形や服装を含む垢抜け度合いを品評する表現で、言われた方からすれば大きなお世話です。
また、相手が自分の好みなら「かわいいね」「スタイルがいいね」と言われてもOKという発想も、セクハラを助長することになりかねません。
とはいえ、本当にかわいい人やかわいく撮れた写真を見て、「かわいいね」と言い、褒められて喜ぶことはとても自然なことで、「セクハラ」にはならないですよね。
このように、セクハラとそうでないことの境界線はとてもセンシティブです。
「こういうことがセクハラです」と言い切るのは難しいでしょう。
≪LUA的セクハラ考察≫
◎セクハラをされやすい人と、されにくい人がいる
◎セクハラをされやすい人は、本音(No)を言わなさそうなおとなしい感じ
◎セクハラをされない人は、本音(No)をバシッと言える
日ごろからバシッと言い切る人にセクハラをすると、すぐに周囲にバレて、セクハラした張本人が居づらくなることが多いので、セクハラの被害者にはなりにくいでしょう。
一方、おとなしい人や、遠慮がちでNoを言えない人、恥ずかしいことや言いにくいことを隠すタイプの人はこの逆になり、「ちょっとくらいセクハラをしても問題ないだろう」と思われてしまいます。
日ごろの言動もセクハラに影響するのです。
≪セクハラの種類と対策≫
A必要のないボディータッチや性的な強要
犯罪に通じるセクハラです。
危険を感じたら、相手と2人きりにならないようにしつつ、「私は人から触れられるのが苦手なんです」と先手を打っておきましょう。
B個人の容姿に対する言葉(褒めもディスりも含む)
相手とシチュエーションによって変わってきますが、気分を害した時は「それはセクハラですよ!」と一喝してください。
C個人のプライベートに関する言葉(彼氏いるの? 結婚すればいいのに、など)
適当に嘘八百で答えておくか、「個人的なことについてのコメントは控えているので」「秘密です」などとブロックしましょう。
D性差別を感じる言動(女のくせに、男のくせに、男ならこうするべき、など)
相手とシチュエーションにもよりますが、基本的にスルーするのが良いでしょう。
何かを言い返したい場合は「それは男女の問題ではないですよね」などと、サラッと捨てぜりふ程度で。
論破する自信があるなら、表立って戦う手もあります。
相手が異性の場合、単なる親切を特別な好意と勘違いされ、そこからセクハラが始まる場合もあります。
だれにでも同じように接し、デレデレせず、凛としたあなたでいてください。
異性として意識されにくいファッションやカラーを取り入れて、事務的に接するのも良いでしょう。
「優しいね」などと言われた時は、「仕事ですから」「人として当然ですよね」などの言葉で、あなたのためにした特別な行いではないということを明示して、きっちり線引きすることも、状況によっては必要です。
セクハラをした相手に非があるのですから、相手こそ弱い立場にいることをしっかり認識し、自分を強く持ち続けましょう。
また、セクハラの先にパワハラがある時は、さらに深刻な問題になってきます。
パワハラ上司がセクハラをしてくると、ミスにつけ込まれたり、昇進の代償にされることもあるかもしれません。
だからこそ決して受け入れず、ミスは仕事で挽回し、昇進は実力でつかみましょう。
明らかに嫌がらせで昇進できない時は、専用の相談窓口などで相談するのもありです。
インターネットで「セクハラ パワハラ 相談」で検索してみましょう。
≪セクハラ打倒の秘術≫
セクハラの相手に宿る魔物に供物を捧げ、あなたへのセクハラをやめさせる方法です。
この秘術を行いつつ、セクハラをされやすい要素を減らすようにしていきましょう。
用意するもの
セクハラをする相手の顔の絵
(自分で描いたもので、最低でもハガキ大以上のサイズのもの)
うずら卵1個
@ 相手の似顔絵の上にうずら卵を置きます。
A 片手をグーに握り、親指を中指と人差し指の間から出します。
B 握った手をまっすぐ前に伸ばし、「〇〇(セクハラする人のフルネーム)に宿る魔物よ、お前の存在を認める。
うずら卵を受け取って、〇〇(セクハラする人のフルネーム)のもとを立ち去れ!」と声に出して言い、ウズラ卵を握りこぶしで潰します。
C 殻だけでなく、黄身と白身が混じり合うようにしっかりと叩いて割り、似顔絵の上で混ぜるようにしてなすりつけます。
D 似顔絵はそのまま自然乾燥させ、手は石鹸できれいに洗い清めましょう。
E 乾いた似顔絵に粗塩をのせてくるみ、「〇〇(セクハラする人のフルネーム)に宿る魔物は消え失せる」と3回唱え、ゴミ箱に捨てます。
これを3日おきに3回行ってください。