恋愛の神様DX

平成から令和へと時代が変わりました。
万葉集「梅花の歌」の「令月」から取ったという風流な「令和」です。
交通機関やIT技術が進んだ今、何をするにも時間が短縮されて便利になりましたが、その分、自然を楽しむような令和の世界観を失っているでしょう。
万葉集の中の自然を愛でるゆとりを持つことが、令和のテーマなのかもしれませんね。

今回は、新時代のコミュニケーションについて考えてみましょう。



≪LUA的な令和≫
「令和」と聞いて、どう思われましたか? 個人的に感じたのは、美しい響きの中にある凛とした、しかも侘び寂び(わびさび)を感じる世界観です。
令嬢や令夫人、令兄など、相手を敬って用いる「令」が、コミュニケーションに「和」をもたらし、人間関係を円滑にしていくことを意味しているかのようにも思えます。
また、「和」は日本そのものを表すことから、失われつつある日本の美徳や風情を思い出させようとしているかのようです。


≪新時代のコミュニケーション≫
SNSやメールが当り前になった今、仕事のスタイルや人との連絡の取り方が変わり、人と人との距離感も進化しています。
会って伝えるのか、会わずに伝えるのか? あえて会わないようにすることもあるでしょう。
怒りや喜びを伝える時も、リアルタイムに会うだけでなく、気持ちをメッセージにしたためて送ることもあるはずです。
そんな時は、送った方と送られた方でタイムラグが生じます。
例えば、メッセージを受け取った人が焦りを感じた時には、送り主の方はもうケロッとしているかもしれません。


こうしたコミュニケーション事情を踏まえ、4つのポイントをみてみましょう。

◆メッセージをあたためる
ちゃんと伝えたい大事なメッセージは、書いてすぐに送るよりも、いったん保存してから見直しましょう。
5分でも10分でも時間を置くことで、冷静に確認できるはずです。

相手が目の前にいて、すぐに返事をしなくてはいけない時も、決心がつかない時はムリをせず、「今日中にお返事します」と言い置いて、後からメッセージを送る方法もあります。


◆自分のことを客観的に受け入れる
メッセージを記してから時間を置いて確認すると、感情に流されて余計なことを言っていることに気付くことがあります。
本当に伝えたい大切なメッセージなら、そのことが1番わかりやすく伝わるように、余分なコメントを排除するのがおすすめです。
反対に、説明不足の箇所に補足を書き足すこともできます。

こういう作業をするうちに、客観的な自分になれるでしょう。
人への個人的なメッセージに限らず、ブログやSNS上の日記にもいえることです。


◆礼儀をわきまえる
便利なSNSを使っていると、深夜にメッセージを送ることもあるでしょう。
電話をするわけでも、インターフォンを鳴らすわけではないから問題ないはずだと…。
けれど、本当に急な時以外は深夜のメッセージは避けるべきです。
メッセージ音で相手に迷惑をかけ、返信の煩わしさを与えるかもしれません。

また、挨拶やお礼のコメントもしっかり入れて、丁寧なメッセージを送りましょう。


◆ユーモアを持つ
喜びならまだOKですが、怒りや恨みのメッセージを送る時は、特に注意が必要です。
単刀直入に伝えるのはいいですが、相手の気持ちを逆なでし、人の悪口を送るようなことは控えましょう。
ログとして残るので、言葉で発するよりも恐ろしいことになります。

また、目の前にいる相手の失礼さに耐えかねた時も、ユーモアが強い味方になります。
例えば、本当に腹立たしいことをされて大声で怒鳴りつけてやりたいと思った時は、声のトーンを落として、「神よ(仏よ)、どうか私に忍耐を与えたまへ」と、声に出すのです。
あなたの怒りは相手に伝わり、感情を制御できるあなたであることを示すことができるでしょう。

こうした高度なコミュニケーションも、メッセージを書いて見直すことを繰り返すうちに身に付くはずです。


SNSで、「〇〇なう」「〇〇だん」と発信することが一般化しています。
頭にきた時、嬉しい時、困った時など、知っている人がいてもいなくても、いつでもリアルタイムに言葉に出すことが日常化しています。
そのおかげで困っている人が見知らぬ人に助けられることもありますが、わざわざ発しなくてもいいことを発するクセがつくと、リアルに人と対峙した時にも、相手のことを考えず、心無いことを言ってしまうかもしれません。
コミュニケーションツールを便利に使うだけでなく、「令和」の品位を添えて、自然を愛でるように人と付き合えたらいいですね。

円滑なコミュニケーションで人間関係を築き、ステキな新時代をお過ごしください!


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原稿提供元アカデメイア