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~まとめ~

皆様お疲れ様でした。22枚のカードを学び終えて、いかがでしたか?
これまでよりは少し、タロット・カードが身近になってきたでしょうか。

最終回では「占いをする上で大切なこと」についてお話ししたいと思います。

タロット・カード占いをする上で、私が皆さんにお願いしたいのは、
占いを『正しく』使ってほしい
ということです。

正しく』というのは、『良心に従って』と言ってもよいでしょう。
たとえアマチュアであったとしても、占う側の言葉というのは、占われる相手に少なからず影響を与えます。だれかを占ってあげる時は、鑑定結果を正しく伝えつつ、「思いやり」を忘れないことが重要です。 常に「占われる側への配慮」は欠かさないでください。他人事にならず、真剣に相手と向き合ってくださいね

そのことからも、「占いっぱなし」にすることは避けてください
本来占いは、「めど」や「目安」を知るためのものです。
いつごろ楽になるのかの『目安の時期』や、状況を良くするためにはどうしたらいいかの『アドバイス』なども、しっかり押さえておいてくださいね。
占ったことで少しでもスッキリし、納得感が得られるようなタロット占いを目指していただければ幸いです。

それから、このこともお伝えしておきます。
人の生死に関わることや、だれかの不幸に関することなど、占ってだれも得をしないようなこと、何よりあなたが「鑑定するべきではない」と感じることに関しては、占いをしない勇気が必要です。
私自身も、自分の中でしっかり線引きをしていて、鑑定をお断りする事柄があります。私自身の占いに対する「誠意」なのかもしれません。

そして、最後になりますが、タロット・カード占いの上達を望むなら、毎日カードに触ることです。
日々占いをして、可能なら1人占いのほかに、だれかに「語る」練習を積んでください。カードと「仲良く」なり、できることならタロット・カードを好きになることが、何よりの上達の秘けつです。

それでは皆さんお元気で。またお会いできるのを楽しみにしています。