こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は「与論島2」です。
実はこのヨロン島の旅では一番の目的がありました。それは、幻のサンドバーと呼ばれる百合ヶ浜(ゆりがはま)に行くことでした。
ヨロン島にある人気観光スポットとして知られている百合ヶ浜は、その場所に行けばいつでも見ることができるというわけではなく、さまざまな条件がそろった時でないと出現しないということで幻のサンドバーと呼ばれているのです。その条件とは、春から夏の時期の中でも、中潮から大潮の干潮時にしか姿を現さないというもの。今回は確実に見たいと思い、事前に百合ヶ浜の出現日を調べてからツアーを組みました。
百合ヶ浜は大金久(おおがねく)海岸の沖合いにあるので、まずは浜辺にあるマリンレジャーの業者の方に沖合に出現する百合ヶ浜に連れて行ってもらうことになります。大金久海岸は、沖合2キロまで続く遠浅の海が美しい海岸で、エメラルドグリーンの美しい光景が目の前に広がる、ヨロン島で最大のビーチです。このビーチの周辺には、シャワーやトイレなどの各施設から、キャンプ場や露店のお土産屋さんまで充実しています。
ビーチには「百合ヶ浜」という看板が海岸にありますが、これはこの沖合に百合ヶ浜が出現するという意味の看板になっているだけで、このビーチから百合ヶ浜が見えるわけではありません。だけど、映えるポイントなので、皆ここで写真を撮ります(笑)。
百合ヶ浜までは、ここから自力で行くことはできないので、まずは業者の方に案内してもらうことになります。予約してある時間のボートに乗って出発です。いくつもボートはありますが、帰りも同じ会社のボートに乗って帰ってきます。
百合ヶ浜までは沖合い1.5キロ程ほどあるので、美しいエメラルドグリーンの海を眺めながらのクルージングです。船長さんの楽しい会話を聞きながら…。これだけでも相当に美しい海なのですが、船長さんが言うには、この間の嵐で砂が混ぜられて少し濁っているようです。本来ならば、もっとゼリーのように透き通った海の色になっているとのこと。
それってどれだけの絶景なのでしょうか。
ずっと浅瀬が続いているのですが、百合ヶ浜の周辺は生き物も豊富です。グラスボートの底は透明になっているので、南国の島ならではの色とりどりの魚たちや、かわいいウミガメの姿を見ることもできます。船長さんが上手にウミガメの上にボートをゆっくりと動かしてサービスをしてくれます。この海では、かなりの確率でウミガメに遭遇することができますよ。
そして、与論島のNO.1観光スポットである百合ヶ浜に上陸。テンションが上がります。
百合ヶ浜の位置や大きさは毎日変化しますし、お天気にも海の色は大きく変わるので、本当にベストタイミングの状態で百合ヶ浜に行くことができるのは奇跡と呼べるほどの特別な体験です。一度見た光景は二度と見ることができないので、写真や映像だけでなく、心にもちゃんと刻んで帰ります。
幻のビーチである百合ヶ浜は普段は海底に沈んでいるので、ここには当然お店やトイレなどはありません。そのために、飲み物や必要なものはあらかじめ自分で持っていかないといけません。日焼けが半端ないので、特に日焼けグッズは必須です。
エメラルドグリーンの海にぽっかりと浮かぶ白い砂浜は、まるでここは天国かと思うほど、ため息が出てしまいます。潮の満ち引きや波によって、また日によって、さまざまな波の形が現れてくるので、同じ姿は二度とないのです。ヨロンブルーの海に浮かぶ真っ白な砂浜は、ハワイのサンドバーよりもきれいだとも言われているほどだとか。
360度透明な海に囲まれた百合ヶ浜がその姿を現すのは、春から夏にかけての干潮時のみ。しかもお天気の良さにも左右されます。とてもレアな特別な景色なのです。晴れて良かった。
ちなみに「百合ヶ浜」の名前の由来は、百合の花のように白い砂浜であることからその名が付けられたそうです。ツアーでは撮影などもオプションで追加することができるので、今回はドローン撮影に挑戦してみました。また、ウェディングフォトを撮影しているカップルもいましたよ。
百合ケ浜の砂には「星の砂」が混ざっています。そのために「自分の年齢の数だけ星の砂を見つけたら幸せになれる」という言い伝えがあります。拾って持ち帰りたい人は、砂を入れるビニール袋などを持っていきましょう。ただ、こちらの砂は売店でも購入できるので大丈夫ですよ。
死ぬまでに見たい世界の絶景にも選ばれた百合ヶ浜に来ることができて本当に幸せです。
とても美しい風景でした。
ありがとうございます。
次回は「与論島3」です。
お楽しみに。
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原稿提供元 アカデメイア