幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第60回
「占い」と「引き寄せ」の違いについて

みなさんは「占い」と「引き寄せ」の違いって、わかりますか?

未来に向けて動き出す時、人は「これから自分に何が起こるのか」「どうすれば望む方向へ進めるのか」を知りたくなると思います。
そんな時に役立つツールが「占い」や「引き寄せ」になりますよね。

いろいろな人と接していると、時々占いに抵抗のある人と出会います。

時には「引き寄せは好きだけど、占いは苦手…」と言われたり。
もちろん逆のパターンもあります。
ですが、その違いを分かっているかというと、実はそうでもないようです。

そこで今回は、「占い」と「引き寄せ」の違いについて触れてみたいと思います。


占いは、さまざまなとらえ方がありますが、シンプルにいえば、未来の可能性を読み解くアプローチです。
西洋占星術や数秘術など、占術はそれこそたくさんあります。
これから起こりやすい出来事を星や数から読み取ったり、自分の性質や強みなどを知ることができたりします。
これは、例えるなら「未来への地図」を手に入れるようなもの。
目的地までのルートや、途中にある寄り道スポット、避けた方がいい道を教えてくれることもあるでしょう。
また、「この時期はチャンスが来やすい」「ここは慎重に動くべき」という予報のような情報も得られます。
ときに「運命」という決定論的な視点を持つこともありますが、活用の仕方次第で、今の自分を客観的に見つめ直すヒントにもなるでしょう。
未来を知ることは、行動の選択肢を広げ、備える力を与えてくれます。

一方、引き寄せは、自分の内面にスポットを当てて望む未来を創り出す方法です。
思考や感情、信念などに焦点を当て、ポジティブな思考やワクワクするイメージを大切にしながら、自分のエネルギーを理想に合わせていきます。
自分が何を望み、どう感じ、どんなイメージを持っているかが現実に影響するという考え方です。
これは、地図を見ながらも、自分でハンドルを握ってエンジンを回すようなもの。
望む未来をはっきり描き、「そうなる」と信じて行動することで、現実に変化を起こしていく、そんなアプローチでしょう。


「占い」は自分の運命や傾向を知るプロセスで、「引き寄せ」は自分の意識や行動で現実を変えていくプロセス。
これが違いといえそうです。

「占い」も「引き寄せ」も、自分が幸せになるために活用していくことで、人生を豊かにすることが可能だと思います。

私としては、どちらか一方だけを選択するのではなく、どちらも使うことでより強力な力を発揮するのではないかと思っているのですが、みなさんはどうでしょう? 
なぜなら、占いで「どの方向がスムーズに進めそうか」「どんな準備が必要か」などを知って、引き寄せで「その未来を手に入れるために、自分のエネルギー状態を整える」ことができれば、最強だと思うからです。

もし、占いで「来月は新しい出会いのチャンスが増える」と出たらどうでしょう?
その期間に合わせて自分磨きをしたり、人との交流を楽しむ準備をしたりしてエネルギーを高めていけば、より素敵な未来を引き寄せられると思いませんか? 
そうして自分がワクワクした状態でいると、それに見合うものが引き寄せられる、それが可能になると思います。

また、占いは「注意ポイント」を教えてくれることがありますが、引き寄せはその状況を好転させるためのエネルギーの使い方を教えてくれます。
両方を活用すれば、「知るだけで終わる未来予想」ではなく、「自分で動かしていく未来創造」へと変わります。


あなたも今日から「占い」と「引き寄せ」の両方を活用してみませんか? 

占いで方向を定め、引き寄せでその方向に合った自分の在り方を意識する。
それを少しずつでも続けていけば、1ヶ月後、1年後には、想像もしなかった素晴らしい未来が創造されているかもしれません。