マイルーム
第58回
数秘術とお金
~数秘術別・上手なお金との付き合い方~
あなたはお金と上手に付き合っていますか?
「はい、上手に付き合っています!」と答えられる人はどれくらいいるでしょうか。
実は、私たちが持って生まれた「数」には、性質や才能だけでなく、お金との付き合い方にも影響を与えるヒントがあります。
今回は、お金との付き合い方についてお伝えしたいと思います。
自分に合ったスタイルを知ることで、無理なく、心地よく、お金と仲良くなっていきましょう。
まずは、自分の数を知ることから。
自分の数を知るためには、生年月日が必要です。
ちなみに、自分に与えられた数のことを「ライフ・パス・ナンバー」と呼びます。
計算はいたってシンプル。
次のように計算します。
(第22回 数秘術:ライフ・パス・ナンバーでわかる、あなたの可能性 参照)
例)1982年1月27日生まれの場合
すべての数字を1桁に分解する
1982127
すべてを加算する
1+9+8+2+1+2+7=30
加算した合計を1桁の数か、11、22、33になるまで分解して加算します。
30→3+0=3
→ライフ・パス・ナンバーは3
*もしここで、合計が11、22、33になった場合はそのままとなります。
ではさっそく、数秘術別に「上手なお金との付き合い方」を見ていきましょう。
ライフ・パス・ナンバー【1】の人
自立心が強い1の人は、お金を「自分の実力を証明するツール」ととらえるタイプです。
チャレンジ精神が旺盛で、独立や起業にも向いているため、人より早く稼ぎたいという気持ちが強いでしょう。
その一方で、勢いで投資や出費をしてしまい、後から計画性のなさに気付くこともあるようです。
お金に振り回されないためには「どんな自分になりたいか」というビジョンに沿った使い方を意識することが大切です。
目的別口座で未来の自分への投資資金を管理するなど、定期的な収支チェックを習慣にしてみましょう。
ライフ・パス・ナンバー【2】の人
人に寄り添う力に優れた2の人は、慎重で堅実な金銭感覚を持っています。
支出を細かく把握し、無駄を省くのが得意で、コツコツと貯金できるタイプです。
ただし、自分の価値を過小評価しがちで、「こんなにもらっていいのかな」と報酬に対して遠慮してしまうことも…。
また、他人に尽くすあまり、自分のためのお金を後回しにしがちです。
お金を得ることが「感謝の循環」だと認識し、報酬はしっかり受け取ることが大切です。
サポート力を生かせるような仕事なら、収入アップが見込めるでしょう。
ライフ・パス・ナンバー【3】の人
自由で楽しいことが好きな3の人は、お金も「楽しむためのツール」として扱う傾向があります。
自己表現やレジャー、人との交流にお金を使うのは得意ですが、計画的な貯金はやや苦手です。
とはいえ、目的が明確になると俄然やる気に。
「旅行資金」や「イベント出店費」など、ワクワクする目標を設定してみると良いでしょう。
また、自分の感性を生かしたアートやデザイン、SNS発信など、楽しいことをお金に変える力もあります。
定期的に自分の活動を振り返り、「好きなことから収入を得る」方法を模索していくことがカギになります。
ライフ・パス・ナンバー【4】の人
堅実で安定志向の4の人は、お金に対しても現実的です。
しっかりと収支を管理でき、ルールを決めれば長期的に安定した貯金を続けられるタイプです。
特に「先取り貯金」や「自動積立」など、計画的な方法を取り入れることで、着実に資産を増やせます。
ただ、慎重すぎて新しい収入のチャンスに対してためらってしまう面もあります。
安心できる基盤の上で、新しい収入源や投資の勉強を少しずつ取り入れるのが良いでしょう。
ルーティンワークや管理業務、経理など「コツコツ型」の仕事で安定した収入を築けます。
ライフ・パス・ナンバー【5】の人
変化と刺激を求める5の人は、自由で柔軟なお金の使い方が特徴です。
チャンスをつかむのが上手で、収入のタイミングが突発的だったり、複数の仕事を同時にこなすこともあるでしょう。
貯金や資産形成に関しては長期的な計画を立てるのが苦手な傾向がありますが、「目標期間を3か月に設定する」など、短期集中型にするとうまくいきやすいはずです。
副業やフリーランス、投資など、枠にとらわれない働き方で大きな収入につながる可能性もあります。
大切なのは、自由の中に自分なりのルールを持つことです。
ライフ・パス・ナンバー【6】の人
人の役に立ちたいという思いが強い6の人は、つい人のためにお金を使い、自分のことは後回しにしがちです。
家族やパートナー、仲間への愛情から、支出がかさんでしまうことも多々あります。
お金に関しては「自分の心が満たされてこそ、他者にも分け与えられる」という意識への転換が必要です。
生活の質を高めること、自分が心地よく過ごすことにお金を使いましょう。
また、家や暮らしに関する分野、美容や癒し、教育関連の仕事で「人を支えること」がお金につながりやすいです。
貯蓄は「安心の備え」を意識すると自然に続けられるでしょう。
ライフ・パス・ナンバー【7】の人
内省的で分析力の高い7の人は、お金に対しても冷静で合理的です。
計画的に貯める力があり、無駄な出費を嫌う傾向があります。
物やステータスよりも「本質」に価値を置くため、自己投資や学びにはお金を惜しまないでしょう。
ただし、人との金銭感覚のずれがストレスになることもあるので、「何に価値を感じるか」を言語化しておくと安心です。
知識を生かした投資や資産運用にも適性があり、長期的視点でのマネープランが成功のカギになります。
専門性のある仕事に強みがあるため、プロとして収入を伸ばしていけるタイプでしょう。
ライフ・パス・ナンバー【8】の人
パワフルで行動力があり、経済的な成功にも結び付きやすい8の人。
お金への意識が高く、しっかり稼ぐ力を持っています。
自信がある分、規模の大きな投資やビジネスに挑戦することもありますが、慎重さを忘れると大きな損失にもなり得るため、その点は注意が必要です。
お金を「自分と人を豊かにするエネルギー」としてとらえることで、さらに循環が良くなります。
自分の手腕を生かせる仕事に就くことが大事です。
貯蓄は「資産形成」や「次のビジネスの種まき」として位置づけるのが合っているでしょう。
ライフ・パス・ナンバー【9】の人
理想を追い求め、人の役に立ちたいと願う9の人は、お金よりも意義や精神性を大切にする傾向が。
そのため、利益より「やりがい」を優先することが多く、金銭管理が後回しになりがちです。
しかし、自分の理想を現実化するためにもお金の力は欠かせません。
「お金は社会貢献の道具」ととらえると、お金に対するブロックが外れやすくなるでしょう。
教育、福祉、アート、スピリチュアルな分野など、自分の信念を生かせる仕事が収入源になりやすいタイプです。
貯蓄は「未来の活動費」として目的を明確にするのがコツです。
ライフ・パス・ナンバー【11】の人
直感力と感性が鋭い11の人は、お金に対しても感覚的です。
必要な時に必要なだけ入ってくるような不思議な流れに乗っていることもありますが、現実的な管理は苦手でしょう。
あまりお金を意識すると感性が鈍ることもあるため、必要な部分だけ専門の人に委ねるのも安心です。
自己表現やスピリチュアル、芸術分野での収入が見込める一方、疲れると一気に浪費傾向が高まります。
エネルギー管理も含めて、自分の感覚と現実をバランスよく整えていくことがカギとなります。
ライフ・パス・ナンバー【22】の人
大きな夢を現実にする力を持つ22の人は、お金に対するスケール感も大きいでしょう。
社会に影響を与えるようなビジョンを持つと、それを実行に移していく過程で、多くの人を巻き込みながら、資金を集めることができるはず。
ただし、理想と現実のギャップでプレッシャーを感じやすく、自信を失うと収入が不安定になることも…。
まずは小さな成功体験を積み重ね、自分を信頼する力を育てましょう。
資金管理は信頼できる人材や仕組みにサポートしてもらうとうまくいきます。
ライフ・パス・ナンバー【33】の人
無償の愛と奉仕の精神を持つ33の人は、お金に対して無関心だったり、執着がなさすぎたりする傾向が。
「人のために」が行き過ぎて、自分の生活が苦しくなることもあるため、自分を大切にする意識をしっかり持つことが大切です。
お金は「自己肯定感の表れ」として、自分に与えることで循環が生まれます。
また、福祉・癒し・芸術・教育など、「人を癒す、育てる」分野に自然とお金がついてきます。
貯蓄に関しては「自分と人の未来を守るもの」と認識して、具体的な目的を設定して始めると良いでしょう。
お金は、愛と感謝と信頼の循環で動いていくものともいえます。
自分に合った付き合い方を、数を参考に見つめ直して、お金との関係を自分らしく心地よいものに整えていきましょう。
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原稿提供元 アカデメイア