★第6回 じんじんさん 45歳
●お悩み
片想いして3年相手が言葉にしてくれず行動を起こしていた事に気付かず、私も奥手だからその内すれ違う様になって、けど、いつもなら冷めるのに全く冷めずにここまで来てしまいました。
もう手遅れなんだろうなって誤解されてそうで今更告白もできずにいます。
けど、このままだとトラウマを抱えたまんまに後悔だけが残りそうで悩んでます。
自分から告白して付き合った事がないからどうしていいのか分からないし、振られるんじゃないかとネガティブな事しか考えられず悶々としています。
本当に相性がいいのかどうかさえも分かりません。教えて欲しい。
●王子からのお返事
じんじんさん、こんにちは。王子です。ご相談をいただきましてありがとうございました。
じんじんさんとカレのホロスコープを拝見させていただきました。
じんじんさんは外交的で、仲良くしようと思えばだれとでもその場では仲良くすることができます。
けれども、独りになると深く考え込んでしまうことがあるのではないでしょうか。
考え込んでしまう姿は普段触れ合う人には見せないので、周りの人からの印象は、いつもファッショナブルで明るくて、裏表がない人だと思われています。
お相手のカレは、じんじんさんも見抜けなかったように、本心をストレートに伝えるのが苦手なタイプです。
ですから回りくどい方法で伝えようとするのですが、それが伝えたい相手には理解されず、伝わらないまま終わるということもよくあるようです。
それと、カレは一見奥手なタイプなのですが、実は内面は軽いといいますか、チャラい面も持っています。
お二人の相性は、一見社交的で実はこだわりが強いじんじんさんと、一見何を考えているか分からずこだわりが強そうで、実は何にも考えていなかったり、こだわりが全くなかったりするカレとは、表と裏の関係と言ってもいいでしょう。
お互いに表に出ている部分とは正反対の部分があるというのを理解し合えれば、ほかの人には見せられない本心を見せ合える、絆の強いカップルになれるのではないでしょうか。
カレはこだわりが強くないので、脈がないと分かると次へ進んでしまっている可能性はあります。
ですが、じんじんさんのこれからのことを考えると、カレと恋人同士になれるかどうかにかかわらず、じんじんさんはカレに想いを伝えるべきだと思います。
「世界の中心で、愛をさけぶ」をいう小説をご存知でしょうか。
映画化されたので、読まれた方も多いと思います。
高校生のカップルの純愛を描いている小説なのですが、彼女が不治の病に罹り帰らぬ人となり、残された彼は彼女の姿を胸に人生を歩んでいくという物語です。
じんじんさんは想いが強い方なので、もしそんなに好きになった相手に自分の想いを伝えずにフェードアウトしてしまうと、これからの人生をカレの姿を胸に抱いたまま過ごすことになるでしょう。
そして、今後もっと素敵な出会いがあったとしても、心の中のカレと比較して、結局やめてしまうことが続くでしょう。
なぜなら、心の中のカレの姿は美化されているので、現実の相手では敵わなくなってしまうからです。
じんじんさんが想いを伝えることにより、カレにもじんじんさんへの気持ちが残っていればハッピーですし、カレの想いがすでに離れてしまっていたとしても、気持ちを伝えたことで一区切りがついて、じんじんさんは新しい出会いへと進むことができるのです。
じんじんさんは相手のアクションに対するリアクションは得意なのですが、自分からアクションを起こすのは苦手なはずです。
ですが今回は、ぜひ自分からアクションを起こしてみてください。じんじんさんがカレに、自分の気持ちを正直に伝えられるように祈っています。
それではまた、王子でした。