第50回
パワースポットに行くと本当に運が上がるの?
パワースポットという言葉が生まれてから、どれくらいたったでしょうか。
和製英語であるパワースポットは、1990年代頃から広まったといわれています。
でも、そもそもどういう所がパワースポットなのでしょうか?
パワースポットといえば、神社仏閣を思い浮かべる人も多いでしょうし、日本にいるなら何といっても富士山を挙げる人も多いでしょう。
また、大自然や遺跡などにピンとくる人もいると思います。
もちろんこういった場所は間違いなくパワースポットだと言えそうです。
多くの人が長年「神聖な場所」「特別な場所」としてその場を認識していることも大きなポイントです。
けれど、いわゆるそういった分かりやすい場所だけがパワースポットなのでしょうか?
パワースポットは、実は人によって違うのかもしれません。
パワースポットを「パワーが得られる場所」と定義づけるなら、その人が行きたいと思う場所、つまり「惹かれる場所」は、どこであってもその人にとってのパワースポットになり得るのではないかと思います。
なぜなら、自分が行きたい場所、惹かれる場所は、自分にとって行く意味と価値があり、エネルギーを得られる場所だからです。
「行きたい」と思うということは、自分にとって何かの関連があり、必要だからこそ惹かれるのだと思います。
自分が持っているエネルギーと、その場所が持っている、いわば「磁場」のエネルギーが共鳴しているとも言えそうです。
また、そこに行きたいと思うタイミングも、きっと意味があるはずです。
1年前は全く興味がなかったけれど、今なら気になるし行ってみたいと思うことってありますよね。
それは「そのタイミングで行く意味がある」からなのだと思います。
きっと、その時に行けば、その時に自分が持っているエネルギーと、その場所が持っている磁場のエネルギーが強烈に共鳴して、自分のパワーがさらに高まるのだと思います。
もしかしたら次のステージに行くタイミングが来たからこそ、無意識に自分のエネルギーを高めようとして、そこに行きたいと思うのかもしれません。
そう思うと、やはり「パワースポットに行くと運は上がる」と言えそうです。
ただし、みんなが思う、いわゆる神聖な場所や特別な場所に行けば勝手に運が上がるというわけではなさそうです。
みんなが知っているような有名な場所が重要なのではなく、自分が行きたいと思う場所、惹かれる場所であるということが重要なポイントだと言えるでしょう。
パワースポットは、自分ひとりではなかなか引き出せない能力を引き出すきっかけを与えてくれる場所だと言えるかもしれません。
あくまでも「きっかけ」だと思いますが、自分の意識を高めるには十分ですよね。
ですから、自分が気になる場所に行けば、古い自分が壊されていくのを感じられることもありますし、それによって新しい自分に生まれ変われる可能性は十分にあるでしょう。
スピリチュアル的にいえば、行きたいと思うことは、もしかしたら「ここに来なさい」というお導きなのかもしれません。
そう考えると、パワースポットに行くことが運気アップにつながる可能性は大いにありそうです。
ピンとくる場所があったら、ぜひその場所を訪れてみてください。
そこに訪れたことがきっかけとなり、運が好転する可能性は十分にあるはずですから。
また、こちらの第31回のコラムでは「数にまつわるパワースポット」をお伝えしています。
自分と縁のある数がどんな場所と引き合っているのか、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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原稿提供元 アカデメイア