幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第49回
運を下げる“不安”を、運を上げる“安心”に変える方法

あなたは今、何か不安を抱えていますか?

不安の正体って、いったい何なのでしょうか…? 


これまで一度も不安を感じたことがないという人はほとんどいないと思います。
ということは、不安を感じること自体はおかしいことではなく、ごくごく普通のことだと言えそうです。
不安を抱えることは「悪いこと」ではなさそうですよね。
とはいえ、残念ながら不安は運を下げる要因となるでしょう。
なぜなら、不安を抱えていると軽やかに前へ進むことが難しく、足を引っ張る原因となるからです。
決してポジティブなエネルギーとは言えません。

では、不安はどこから来るのでしょうか?

それは自分の心からです。
勝手に自分が作り出しているものなのです。
例えば「これからどうなるんだろう」と先の見えない未来を心配したり、「これをやって失敗したらどうしよう」と結果が見通せないものにおびえたり、「分からないこと」に対して芽生える感情が不安です。
「知らないこと」は怖さにつながりやすいですから、不安になるのもある意味仕方ないかもしれません。

また、不安は再考を促すサインの一つでもあります。
このまま進むことに自分の心が待ったをかけている状態とも言えるわけですから。
それは「このまま行かない方がいいですよ」という心のサインかもしれません。
例えば「ほかにもっと良い方法がある」とか「今はそのタイミングじゃない」と教えてくれているのかも…。
そこで今一度考えてみるのは決して悪いことではありません。
ただ、いずれにしても不安を抱えたまま前に進んでも、良い方向に行くとは考えにくいでしょう。

不安の正体を書き出してみることも、不安と向き合う一つの方法です。
自分はいったい何に不安を感じているのか? 箇条書きでもいいので、それを書き出してみましょう。
不安の正体を書き出してみると、きっと心の整理に役立つはずです。
もしかしたら原因がはっきりすることで不安が解消される場合もあるでしょう。
うまく書き出せなかったとしたら、「自分は漠然とした不安を抱えているんだな」と理解するだけでも意味があります。
いずれにしても、不安とじっくり向き合ってみると、より良い未来を考えるきっかけになりそうです。

それに、不安があるということは、希望や期待もあるということです。
「こうなりたい」という思いに対して「そうならないかもしれない」と思う気持ちが不安です。
不安は、前に進むために避けて通れないパズルの一つとも言えるでしょう。
つまり、未来の自分を輝かせるために必要なパーツの一つなのです。
不安をそうとらえると、少しは自分を安心させることができるのではないでしょうか。

また、不安を感じることができるのは「時間があるからこそ」だということは知っていますか?
やりたいことややるべきことに追われて忙しくしている時は、不安を感じる余裕もありません。
実は、不安を感じられるということは、ある程度現状に満足している状態でもあるのです。
そう思うと、何だかちょっとラクになりませんか?
ちょっと見方を変えて、不安を感じられることにも感謝できれば、どんどん現状が上向いていくはずです。

本来だったら運を下げる原因となる不安が、実は「未来の自分を輝かせるために必要なパーツの一つ」であって、実は「余裕がある証拠」だとしたら、 不安より希望や期待にフォーカスしやすく、ポジティブな結果をイメージしやすくなるでしょう。